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生物多様性の保護

住友⼤阪セメントグループのセメント関連事業は、⽯灰⽯や⽯炭などの地球資源を利⽤して事業を⾏う性質上、直接・間接を問わず、周辺の⽣態系に影響を及ぼす可能性があります。企業として事業を継続していくには、我々は、地球環境に配慮し⽣物多様性を保全していくことが必要不可⽋と考えます。

「住友⼤阪セメントグループは、地球環境と事業活動の調和を図り、環境負荷の少ない⽣産・発電・物流の追求を通じて、豊かな社会づくりと地球環境保全に貢献します。」の環境理念のもと、鉱⼭や⼯場の周りで植林活動を実施したり、海洋製品を展開して海の環境を回復させるなどして、⽣物多様性の保護に積極的に貢献しています。

鉱⼭跡地の緑化

滋賀県⽶原市に位置する伊吹鉱⼭では、1971年から採掘跡地の緑化事業に取り組んでいます。これは国内の鉱⼭において企業⾃らが緑化に取り組む先進的な事例であると⾔われています。

1972年には滋賀県との間で鉱⼭の緑化を謳った⾃然環境保護協定を締結しました。また、岐⾩⼤学農学部の協⼒のもと確⽴した原⽣⽣物移植法は「伊吹⽅式」と呼ばれています。現在、緑化の開始から既に50年近くが経過し、当時植⽣した箇所には、草⽊が⾃⽣を始め、樹⽊と呼べるまでに成⻑しているところもあります。

また国内の他の鉱⼭でも、この⽅法を活かし、採掘跡地および集積場の緑化を進めています。

伊吹鉱山(滋賀県米原市)

伊吹鉱山(滋賀県米原市)

秋芳鉱山(山口県美祢市)

秋芳鉱山(山口県美祢市)

海洋製品事業の展開

近年、⽇本近海の沿岸部では、地球温暖化などの影響により藻類が消失していく磯焼けという現象が⼤きな環境問題となるなど、海洋環境の保全対策が注⽬されています。当社では、グループ会社の㈱SNCと共同で、⻑崎県を中⼼に海洋製品事業を展開し、海洋環境の保全に取り組んでいます。

沈設中の多機能型藻場増殖礁「K-hatリーフβ型(エビクルハウス付)」

沈設中の多機能型藻場増殖礁「K-hatリーフβ型(エビクルハウス付)」

多機能型藻場増殖礁「K-hatリーフβ型」の中で繁茂する海藻(沈設後約2年)

多機能型藻場増殖礁「K-hatリーフβ型」の中で繁茂する海藻(沈設後約2年)

磯焼け対策への取り組み

当社グループの独⾃技術である着脱式藻場増殖プレートを⽤いた多機能型藻場増殖礁「K-hatリーフβ型」は、礁内で繁茂した海藻が、海藻の種を供給する「核藻場」として機能し、藻場の再⽣を⾏うもので、⽔産の公共⼯事においても、画期的な取り組みとなっています。

漁場創設への取り組み

ハイブリッド⿂礁スーパーSK1300Sは、⾼さ20メートルの⼤型⿂礁であり、⿂の乱獲を防ぎながら資源を増殖していきます。⿂類の⽣態を研究した独創的な構造によって、業界ナンバーワンの集⿂能⼒を誇ります。

ハイブリッド魚礁スーパーSK1300S

ハイブリッド魚礁スーパーSK1300S

ツシマヤマネコ保護活動

粘⼟鉱⼭跡地で、「ツシマヤマネコ」を保護するため、⾃然環境を再⽣しています。

⻑崎県対⾺市⾈志(しゅうし)地区に、住友⼤阪セメントがセメント原料である粘⼟を採掘する⽤地として取得した森林(約16ヘクタール)があります。

しかし、セメント業界が積極的に産業廃棄物のリサイクルを進めたことで、セメント製造において使⽤していた天然の粘⼟を代替できるようになり、⼀度も粘⼟の採掘をすることなく遊休地となっていました。

この遊休地には、⽇本で最も絶滅が危惧されている種の⼀つである「ツシマヤマネコ」が⽣息していることがわかり、2007年から住友⼤阪セメントグループは、遊休地の森林の⾃然環境を守ることで保護活動への協⼒を始めました。

地元対⾺の⽅々と協⼒しながら、森の間伐やツシマヤマネコのえさとなるアカネズミなどの⼩動物が⾷べるどんぐりなどの実が育つ広葉樹の植林を⾏い、森を⼤きく育てることで、ツシマヤマネコの棲みやすい環境を⽣態系から整え、⾃然環境を再⽣しています。

長崎県対馬市舟志地区 ⾈志の森

⾈志の森

国内希少野⽣動植物種ツシマヤマネコ

⻑崎県対⾺のみに分布。⽣息数は100頭弱(70頭または100頭)と推定されている(環境省HPより)。

国内希少野⽣動植物種ツシマヤマネコ

提供:動物写真家 川⼝ 誠

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