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マテリアリティ・SDGs

住友大阪セメントグループのマテリアリティ(重要課題)

住友大阪セメントグループは、企業活動を通じて重点的に取り組む社会課題を、5つのマテリアリティとして特定しました。マテリアリティへの取り組みは、当社グループの成長と社会課題の解決を両立するもので、中長期の経営戦略の基盤となるものです。

住友大阪セメントグループのマテリアリティ(重要課題) 住友大阪セメントグループのマテリアリティ(重要課題)

マテリアリティ特定のプロセス

従来から継続してきた事業やCSR活動を基礎に住友大阪セメントグループの企業理念を踏まえ、社内外のステークホルダーの関心や期待を反映したうえで、当社グループが特に重要と考え、今後も取り組みを続けていくべき課題について特定しました。

マテリアリティ特定のプロセス マテリアリティ特定のプロセス
マテリアリティ・マトリックス

解説 : 住友大阪セメントグループの5 つのマテリアリティ

企業活動を通じて社会課題を解決していきます。

  • 1豊かな社会の維持・発展に貢献

    社会インフラを構築するために不可欠で、国民の安全・安心を守る国土強靭化に貢献するセメント製品・サービスの安定供給と、より便利で快適なIoT・ICT社会に必要な高機能品事業の展開を通して、イノベーションを支え、豊かな社会の維持・発展を目指します。また、研究・開発を継続して行い、製品の安全と品質を高めていきます。

  • 2地球環境への配慮

    環境負荷の少ない生産・発電・物流を追求して、地球環境保全を図ります。地球温暖化の防止として、当社グループの2050年“カーボンニュートラル”ビジョン「SOCN2050」に基づく取り組みを推進するとともに、工場・事業所ではエネルギーの効率的な利用、大気・水・土壌の汚染防止を進めていきます。採掘後の鉱山跡地における植林活動を通じた森林復元や、海洋製品事業(魚礁・藻場礁)の展開によって、生物多様性の保全に貢献します。

  • 3循環型社会への貢献

    セメント製造を通して、産業廃棄物・副産物を、安全かつ大量にリサイクルして、循環型社会に貢献します。また、バイオマス発電事業により、地域の間伐材等を受け入れ、クリーンエネルギー創出の役割を担っていきます。

上記の課題を解決するための基盤向上に努めます。

  • 4人材の育成・活用

    社員向け研修、ダイバーシティ推進、健康経営の取り組みなど諸施策を通して、人材の育成と活用を図ります。各職場では安全への取り組みを実施し、人権を尊重し、従業員が心身ともに健康に働けるような環境づくりを推進します。

  • 5ガバナンスの充実

    企業経営を規律する仕組みであるコーポレートガバナンスの充実により、経営の効率性を向上させるとともに、コンプライアンスを徹底することにより経営の健全性と透明性を確保し、継続的な企業価値の向上を実現させます。

マテリアリティとSDGs

2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、より良い未来を実現するために、17のゴールと169項目のターゲットで構成され、経済・社会・環境をめぐる広範囲な課題に取り組むものです。当社グループでは、SDGsの17のゴールのうち、当社グループのマテリアリティと関係の深いゴールを特定しました。

マテリアリティとSDGs

マテリアリティのディスカッション

当社グループのマテリアリティについて役員・部長がディスカッションを行いました。

マテリアリティのディスカッション
マテリアリティのディスカッション

SDGs セミナーを実施

外部講師によるSDGsのセミナーを開催しました。SDGsについて社内周知を図るとともに、実務を良く知るグループリーダーが集まり、当社グループの各事業やCSR活動を通して、SDGsへの「現在の貢献」や「将来的な取り組み」について議論をしました。

グループリーダー向けSDGsセミナー

役員・部長向けSDGsセミナー

企業活動を通じてSDGs 達成に貢献

住友大阪セメントグループは企業活動を通じて、SDGs の達成に貢献していきます。

当社グループの重点的な取り組み事例

豊かな社会の維持・発展に貢献

産業と技術革新の基盤を作ろう 住み続けられるまちづくりを

世界の社会インフラに、セメント関連製品と高機能品を供給することで、産業とイノベーションを支えています。コアとなるセメント事業では、高品質なセメントを安定供給し、国内外の様々な構造物・建築物に使用されています。鉱産品事業は自社の保有する良質な石灰石資源を利用してコンクリート用骨材等を供給、建材事業は補修材を中心にして社会インフラの補強・維持補修を支えています。

これらのセメント関連事業では、多様な事業を通して国土強靭化に貢献しています。
高機能品事業は、セメント事業から派生した無機材料の技術を応用して、本業を支える収益の柱として成長しています。光通信技術を活用した光電子事業、ナノ粒子の特性を活かした新材料事業により構成されています。これらの高機能品事業は、最先端の産業とイノベーションに欠かせない素材・部品で、今後も研究開発を加速し、事業を拡大していきます。

地球環境への配慮

エネルギーをみんなに そしてクリーンに 気候変に具体的な政策を 海の豊かさを守ろう 陸の豊かさも守ろう

当社グループは、セメント業界で先駆けて積極的にバイオマス発電を導入してきました。
石炭等の化石エネルギーに替えて、木くずや間伐材等のバイオマス資源を使用することで、CO2 排出を抑えることができます。更に2020年からは気候変動問題への対策として、当社グループの2050年“カーボンニュートラル”ビジョン「SOCN2050」に掲げる取り組み方針に基づき、各種設備投資と研究開発を2020年から実施しています。
2050年の途上である2030年までは、セメント工場における化石エネルギーの使用を削減し、代替熱エネルギーである廃棄物・副産物の取り込みを増やす為の塩素低減・脱塩設備の増強や、省エネルギー設備の導入を行います。2050年に向けては新たな技術の導入が不可欠である為、オープンイノベーションによる研究開発に取り組んでいます。

また、当社グループが長年展開する海洋製品事業(魚礁・藻場礁)の供給による海洋生物の生育環境の保全、採掘後の鉱山跡地での植林活動や長崎県対馬市での自治体と協力して行う「ツシマヤマネコ」保護活動を通じた環境保全を行っています。

循環型社会への貢献

つくる責任 つかう責任

当社グループは、日本各地の5つのセメント工場で、産業廃棄物・副産物の受け入れ処理を行っており、リサイクル事業を通して循環型社会への貢献を行っています。また、近年日本各地で多発する自然災害により発生した瓦礫等の災害廃棄物を、積極的に受け入れることで被災地の復興支援を行っています。さらに、リサイクルにより製造したセメントは被災地を含む日本全国でインフラの構築に使用され、社会の防災・減災に貢献しています。また、日本で増加する廃プラスチックの処理をセメント工場で積極的に行うことで、社会課題の解決と収益の増大を図っています。

リスクと機会への対応

当社グループが企業活動を通じて、重点的に取り組む社会課題を5つのマテリアリティとして定めています。
この5つのマテリアリティについて、想定されるリスクと機会を洗い出し、特定することで当社が取り組む課題を明確化しています。

リスクと機会への対応

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