循環型社会を目指して Q&A

Q&A

廃棄物利用による周辺環境への影響を教えてください。

廃棄物の飛散・流出・地下浸透などによる周辺環境への負荷がないように、工場へ廃棄物を運搬する際には、密閉された専用の運搬車両を使用するなどの配慮を行っています。工場へ運び込まれた廃棄物は、サイロやヤードなど専用保管庫にて適切に保管しています。また保管庫には脱臭装置を設置し、臭気による環境影響にも配慮しています。

なぜ廃棄物がセメント原料・熱エネルギーとして使用できるのですか?

そもそもセメントは、その主要原料の石灰石に粘土などの副原料を適正に調合した上で、キルンという回転窯で高温焼成してでき上がります。現在では、副原料の大部分を天然資源のかわりに廃棄物・副産物に置き換えて使用しています。少し技術的な話ですが、セメントの主要成分が、カルシウム、けい素、アルミ、鉄の4元素から構成されているのに対して、多くの廃棄物の成分もアルミ、鉄、けい素から構成されているため、こうしたリサイクルが実現できるのです。

セメント工場では、どの程度廃棄物(副産物)を利用していますか?

国内のセメント工場では、約3千万トンもの廃棄物・副産物をセメントの原料・熱エネルギーとして再利用しています。ゴミの埋立地の寿命は、日本社会が直面する最も身近で切実な環境問題のひとつですが、セメント産業は、埋め立てに回る廃棄物を減らしてゴミ問題に一役買っているといえます。

セメント原料・熱エネルギーとして廃棄物を利用することのメリットは?

セメント工場設備は非常に規模が大きく、大量の廃棄物のリサイクルが可能です。また、セメント回転窯内部は約1,450℃に達するため、ダイオキシンなどの有害物質の発生が極めて少なく、安全で安定的な処理が可能です。
そして、廃棄物を焼成した後の焼却灰もすべてセメントの中間製品であるクリンカーの成分として取り込むため、二次廃棄物の発生がなく、完全なリサイクルが可能である点が、セメント産業独自の大きなメリットであるといえます。

POINT

1 大量処理が可能

2 高温焼成による無害化

3 二次廃棄物の発生なし

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