住友⼤阪セメントグループは、社員が安⼼して働く事ができるように、安全・健康で働きやすい快適な職場環境づくりに努めています。
安全衛⽣・保安対策 基本⽅針
従業員の安全衛生は企業存立の基盤をなすものであり、安全衛生の確保は企業として重要な責務であると考えます。当社グループは、安全に厳しい企業として災害ゼロを目指しています。その為に、「安全に厳しい風土づくり」として、協力会社も含めて不安全行動の解消と不安全状態の撤廃に協力会社と一丸となって取り組むことで、安全衛生水準の更なる向上と快適な作業環境の維持・形成を図ります。
2024年度重点実施項⽬
- 災害の撲滅
- 慣れによる不安全行動(油断・不注意)の防止
- 繰り返し災害の撲滅
- 職場の安全レベル向上
- 安全感覚(危険を感じる感性)の向上
- 熱中症予防強化
- 人に優しい健康な職場づくり
- 交通災害(通勤途上災害)の撲滅
- 労働災害情報データの整備
安全衛生定量目標
- 死亡災害0件(2023年度実績:0件)
- 休業災害の発生する事業所数を全体の2割以下
(2023年度実績:37%) - 不休災害を含めた災害の発生する事業所数を全体の3割以下
(2023年度実績:47%)

安全衛⽣・保安対策本部 管理体制
当社グループでは、全社の安全衛生・保安対策本部を設置し、対策本部によるPDCAのほか、必要に応じた組織横断的な連絡会の実施など、安全に対する一層の取り組み強化を行っています。
直近5年間の災害発生状況からの課題認識と取り組み
当社グループにおいて発生した災害の型別分析では「はさまれ・巻き込まれ」が多く、全体の4割近くを占めています。その中でも、運転中の機械へのはさまれ・巻き込まれ災害が依然として発生しており、「動いている機械に手を出さない」という基本ルールが守られていない状況です。繰り返し災害を防止する為に、駆動部分やその周囲の安全化や体感教育にて危険を疑似体感してもらうなど設備・人の両面から災害防止に取り組んでいます。
また、発生した災害を経験年数で分析すると、経験5年未満の災害が5割近くを占めている為、特に経験の浅い方には体感教育や、ヘルメットの識別による周囲からの声掛け促進に加え、一目でわかり易い安全パンフレットの作成など、経験の浅い方に向けた取り組みを強化していきます。
国内で増加傾向にある熱中症災害については当社においても2018年より毎年発生しており、作業場所への送風機設置やWBGT測定値・冷却機能付き作業着の活用、始業前の体調確認など作業環境管理・作業管理・健康管理それぞれの面から対策を行ってきました。加えて、熱中症の原因である深部体温(身体の内部の温度)の上昇を抑制する取り組みを2024年度より試験的に開始しました。
安全教育
当社では、「労働者の安全と健康を最優先する企業文化」である「安全文化」を定着させるべく、各階層ごとでの安全教育に力を入れています。協力会社に対しても入構教育や危険体感設備を使用した安全教育を実施しています。
安全衛生・保安対策本部主催安全教育 |
|
---|---|
各事業所主催安全教育 |
|
外部教育 |
|