セメント関連事業

一般の土木建築工事やセメント製品用など、さまざまな用途に最も多く使用されており、優れた技術が生み出した品質の高さで定評を得ています。

普通ポルトランドセメントに比べて、鉱物組成でけい酸三カルシウムを多くし、比表面積を高めた初期強度の大きいセメントです。そのため、寒冷期工事、各種緊急工事、プレストレストコンクリート工事、コンクリート製品等に広く利用されています。

普通ポルトランドセメントに比べて、水和熱が小さく、長期強度の発現に優れ、乾燥収縮が小さいセメントです。ダムなどのマスコンクリート工事に使用されているほか、建築構造物の基礎、及び舗装用のセメントにも適しています。

ビーライト（C₂S)の含有量が約56％で、水和熱が中庸熱ポルトランドセメントの約80％程度で、マスコンクリート等の水和熱による温度ひび割れの抑制に効果を発揮するセメントです。また良好な強度増進を示し、化学抵抗性にも優れています。

水砕高炉スラグ微粉末を混合材として用いたセメントです。近年、高炉セメントは化学抵抗性に優れ長期強度の発現が良好なため一般土木工事用として、河川・港湾・ダムなどに広く使用されています。

微粉炭燃焼の際に副産される良質なフライアッシュをポルトランドセメントと均一に混合したセメントです。長期強度が大きく流動性に優れ、水和熱も小さいことから、ダムなどのマスコンクリート工事に適しています。

中庸熱ポルトランドセメントをベースにしたフライアッシュセメントです。汎用フライアッシュセメントに比べ、水和熱がさらに低く、長期強度に優れることから、ダムコンクリート工事に使用されています。