フィリピン Philcement社への出資について
住友大阪セメント株式会社(社長:諸橋央典、本社:東京都港区)は、フィリピン共和国において主にセメントの輸入、製造および販売事業を行うPhilcement Corporation(以下Philcement)の株式を取得する株式引受契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
フィリピンは、東南アジアの中でも目覚ましい成長を遂げている国の一つであり、近年ではGDP成長率が概ね5〜6%台と堅調に推移し、人口も1億1,000万人を超えるなど、旺盛な経済活動が続いております。加えて、マルコス政権のもとで掲げられた大型インフラ計画「ビルド・ベター・モア」の推進により、セメント需要も増加しており、今後10年間はセメント需要が平均5%以上で成長すると見込まれております。
1.出資の概要
出資先 : Philcement Corporation
本社所在地 : フィリピン共和国 バターン州 マリベレス
事業内容 : セメントの輸入、製造および販売 (以下まとめてセメント事業)
当社出資比率 : 15%
主要株主 : Phinma Corporation(以下Phinma)
2.出資の背景と目的
Philcementの主要株主であるPhinmaは、フィリピンの財閥企業であり、セメント事業の他に、教育、不動産、鉄鋼製品など幅広い事業を展開しております。
PhinmaがPhilcementを設立し、セメント事業への参入を表明したことを受け、当社はPhilcementとの協議を行い、2023年末より同社とセメントに係る取引を開始いたしました。
その後、Philcementとの取引規模が拡大したことに加え、同社がさらなる事業拡大を計画していたことから、当社は出資についての協議も進め、このたびの出資に至ったものです。
当社は、本出資を通じて、セメントに係る取引関係のみならず、技術交流や協力関係をさらに深化させ、両社の持続的な成長につながるパートナーシップを構築してまいります。
以上
【PDFリンク】
プレスリリース(フィリピン Philcement社への出資について)
【本件に関するお問い合わせ先】
住友大阪セメント株式会社 企画部 TEL 03-6370-2725