2021年度入社
セメント部門
プラント・設計工事エンジニア
O.K.
工学部機械知能工学科
PROFILE
入社後、赤穂工場工務課に配属。セメント製造における設備フローを学んだのち、仕上工程の設備保守・維持管理業務に従事。2023年より原料工程の各設備も担当。2024年4月に岐阜工場工務課へ異動し、現在は主要工程の焼成工程を担当している。
「インフラを根底から支える素材であるセメント」に、大きな魅力を感じて

住友大阪セメントに入社を
決めたきっかけを教えてください。
大学院生時代、「働く意味」について思考を深める中で、自分自身のためだけではなく、少しでも社会貢献したいと考えるようになりました。また同時に、大きな機械を扱う仕事に就きたいとも思っていました。そんな折、大学に来られた当社のOBから「インフラを根底から支える素材であるセメント」の話を伺い、強く興味を惹かれました。その後、赤穂・栃木の両工場を見学した際、まず驚いたのは設備自体のスケールの大きさです。「これほど巨大な設備を管理し、かつ新しい設備の導入計画を担う仕事は間違いなくやりがいがある」と確信しました。最終的な決め手は、先輩社員の方々の印象が良く、とても明るい職場だと感じたことです。長く働く上では、風通しの良い雰囲気が重要だと考えていたため、入社への大きな後押しとなりました。
製造の“要”である焼成設備を管理し、セメントの安定供給を支える
現在はどのような業務を担当していますか?
岐阜工場工務課の役割は、工場設備の保全維持、および新設工事の計画立案・予算策定・工事管理などです。セメントの製造工程は、大きく原料・焼成・仕上の3つに分かれており、基本的に1つの工程を一人の社員が担当します。私が現在担当しているのは、セメント製造工程の中心的な役割を果たす焼成工程。その心臓部は、キルンという大型の回転窯で、セメントの中間製品であるクリンカが作られます。キルンの稼働状況はセメントの生産量に直結するため、「止めないこと」「より効率的に動かすこと」を念頭に、日々保全維持に努めています。一方、キルンを停止して行う休転(定期補修)も重要な任務です。年に数回の実施に向け、1年の大半を休転の準備に費やします。各休転ごとに修理項目を作成し、協力会社への発注内容を検討し、工事計画を立案。修理がスムーズに進行するよう、各部署と相談を重ねて調整を実行します。工務課のエンジニアは現場の司令塔であり、いわばプロジェクトリーダーとしての役割を担っています。
やりがいを感じるのはどんな時ですか?
自身が計画立案・実行した大型設備の更新が完了し、設備が想定通りの能力で稼働した瞬間です。例えば、キルンの周りを覆って保護する「出口フッド」の更新もその一例です。私がこだわったのは、老朽化で歪みが生じていた「出口フッド」の足場をしっかり固定できる形状にすること。足場が変形すると設備自体が傾き、バーナーの燃焼効率低下や生産ロスにつながるためです。こうした更新工事では数千万円規模の予算が動くため、失敗は許されません。そのため計画通りに工事が進行するよう、関連部署との密な連携やスケジュール管理を徹底しました。苦労はありましたが、自分の理想を形にできた時は大きな達成感を味わえました。
設備を安定稼働させることが、「地球環境を守ること」につながる
仕事の中で「環境解決企業」を感じるのは、どんな点ですか?
岐阜工場では、通常は埋め立てなどにより処理される廃棄物を熱エネルギー源として使用しており、社会では「ごみ」と呼ばれるものを資源として再利用しています。焼成工程では、廃棄物を含めた原料を超高温で燃焼するため、ダイオキシン類を完全に分解し、燃え殻(灰)もセメントの一部として取り込まれるため、最終処理場を必要としない「究極のリサイクル」が実現できています。私が担当する焼成工程では、バーナーの燃料の化石エネルギー代替率が40%を超えています。私たちが設備を安定稼働させることが、そのまま「環境解決」に直結していると自負しています。
今後の目標、夢はなんですか?
現在の焼成工程での経験を通じて、以前担当していた原料・仕上工程での課題が明確になってきました。例えば、スケジュール管理の徹底や大規模修繕や更新などにおけるマネジメント力、修理ポイントに対する感度など、焼成工程で培ったスキルを、原料・仕上工程にも活かしていくべきだと思っています。そうした課題感を持って、もう一度、原料・仕上工程に取り組み、各工程に対する解像度を上げた上で、最終的には工場全体を一人で見られるようなリーダーになりたいです。今、私は故障した設備を調べて理解している段階。今後は故障前の予兆を捉える洞察力も磨き、工場全体を把握できるようにならなければと思っています。目標は、赤穂工場時代の上司です。スタッフと積極的に対話し、かつ正確に工場全体の現状を把握して、的確な助言を与えてくださる方で、自分もそうなりたいと憧れています。
重要なのは、会社で働く自分の姿をイメージすること
就活中の学生にメッセージをお願いします。
志望先だけでなく、同業他社について情報を集めて比較検討することが大切です。そして何より、会社で働く自分の姿をイメージしてみてください。入社後の自分のポジティブなイメージだけでなく、あえて厳しい側面も想像し、それらを天秤にかけて納得できるかどうかが重要だと思います。私の場合は、工場見学を通して、「温かい仲間たちとともにやりがいを持って働けそう」と直感したことから、納得感を持って入社を決めることができました。少しでも当社に興味があれば、ぜひ工場見学に参加し、雰囲気を感じてみてください。
SCHEDULE
ある一日のスケジュール
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- A.M.
- 8:00
- 出社。ラジオ体操。工務課ミーティング
- 8:30
- メール確認
- 9:00
- 担当設備の工事・補修に関する書類、現場の確認
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- P.M.
- 0:00
- 同僚とランチ
- 1:00
- メーカー打合せ。物品・工事手配に関する資料作成
- 3:00
- 工務課・生産課ミーティング
- 4:00
- メール確認。
- 4:45
- 退社
