株式会社ニトリが回収した不要カーペット・敷ふとんを セメント原料・熱エネルギーとして再資源化
住友大阪セメント株式会社(社長:諸橋央典、本社:東京都港区)は、3月14日より株式会社ニトリ(社長:武田政則、本社:北海道札幌市)が回収した不要なカーペット・敷ふとんをセメント焼成時における原料と熱エネルギーへ再資源化する実証実験の、再資源化工程を栃木工場(栃木県佐野市)において、開始しましたので、お知らせいたします。
当社では、セメント焼成時に廃棄物・副産物を原料・熱エネルギーとして有効活用することで、循環型社会の形成に貢献しております。
今般、ニトリが神奈川県の一部店舗で回収した不要カーペット・敷ふとんを、株式会社タケエイ(社長:阿部光男、本社:東京都港区)による中間処理(破砕)後に当社セメント工場にて受け入れ、セメント製造における約1,450℃の焼成工程の熱エネルギーとして利用します。また、焼成後の灰になった成分(灰分)や残渣は、原料として再利用され、セメント製品に生まれ変わるだけでなく、二次廃棄物の発生もなく、最終処分場の延命にもつながります。
当社は、栃木工場やその他当社グループセメント工場において、ニトリとの連携による廃棄物の再資源化を、より広範に進めることで、最終処分場である埋立地の延命に貢献し、今後もさらなる循環型社会の形成とその発展に取り組んでまいります。
【実証実験の一連の工程】
(破砕前の写真)
(破砕後の写真)
【ニトリのプレスリリース:https://www.nitorihd.co.jp/news/items/bdf206f2f2b2e588b818bbafba5901b9.pdf】
【タケエイのプレスリリース:https://tre-hd.co.jp/docs/TRE_news_230322.pdf】
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
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