ニュースリリース

　住友大阪セメント株式会社（社長：諸橋央典、本社：東京都港区）は、秋芳鉱山（山口県美祢市）の出荷設備である船積バース（山口県長門市）の延伸工事実施を決定しましたので、お知らせいたします。

　当社の鉱産品事業は、国内８つの鉱山で年間１，９００万トン以上の石灰石を生産し、当社のセメント工場や幅広い産業に供給をしています。なかでも主力鉱山である秋芳鉱山は、国内最大級の石灰石鉱山として豊富な鉱量と高純度の石灰石を国内の鉄鋼、化学、セメント、骨材用に出荷するだけでなく、近隣アジア諸国への輸出も行っています。

　秋芳鉱山は、１９６４年の開山以来、これまで３．７億トン以上を生産・出荷してまいりましたが、開山から５８年が経過し、現在使用している船積バースの老朽化が進行したことから、このたび、バースをリニューアルすることにいたしました。

　リニューアル工事の内容は、現有バースの延長上に延伸バース工事を実施することで、１バース体制から２バース体制にするものです。この工事により、停泊する船舶の回転率向上や滞船時間の短縮による出荷効率向上が図られ、継続的な安定出荷が可能となります。なお、工期は、２０２３年４月に着工し、２０２６年の４月～９月に完工を予定しています。

　当社はセメント関連事業と高機能品事業の両事業分野で、市場を拡大し、安定的に成長し続ける企業グループとなることを目指しています。今般の設備投資により、各産業から評価の高い石灰石を将来にわたり安定供給することで、さらなる成長を目指してまいります。

以上