オーストラリアにおけるセメントターミナルの稼働について
住友大阪セメント株式会社(社長:諸橋央典、本社:東京都千代田区)は、「2020–2022年度 中期経営計画」において、セメント関連事業の成長戦略として海外セメント事業の立ち上げを計画しておりましたが、この度、地域統括会社(※1)を通じて参画しているオーストラリア ニューサウスウェールズ州(以下、NSW州)におけるセメントターミナル(※2)が、稼働することになりましたのでお知らせいたします。
オーストラリアは、鉄鉱石や石炭などの豊富な天然資源を有しており、政府の移民政策に支えられた継続的な人口増加による内需拡大が続いていることから、今後も安定的な経済成長が見込まれております。人口増加に伴うインフラおよび不動産開発などにより、オーストラリア国内のセメント需要の増加が見込まれる一方で、セメント製造コストの上昇等もあり国内生産量が減少しています。旺盛な需要に対する供給不足は、今後も拡大していくと想定されており、オーストラリア市場への進出の機会として捉え、本セメントターミナルへの投資に至りました。
今後は、このセメントターミナルを足掛かりにオーストラリアにおける生コンクリート事業も含めた海外セメント事業の拡大に加え、セメント輸出先の一つとして、当社の日本国内のセメント工場とのシナジー効果を発揮したいと考えております。
(※1)地域統括会社の概要
会社名 SOC OCEANIA PTY LTD
資本金 約9.75百万豪ドル(約8億円)
所在地 オーストラリアNSW州シドニー
(※2)セメントターミナルの概要
ターミナル事業会社 FALCON CP (NSW) PTY LTD
当社出資比率 30%
事業内容 NSW州におけるセメントの輸入および販売
ターミナル位置 NSW州ポートケンブラ
サイロ容量 36,000トン
以上
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