ニュースリリース

　住友大阪セメント株式会社（社長：関根福一、本社：東京都千代田区）は、弊社の重金属汚染対策材「マジカルフィックス®」に、倉敷繊維加工株式会社^※1（社長：青山髙明、本社：大阪市中央区）の「不織布加工技術」を応用した重金属吸着シート「マジカルフィックスシート」を共同開発し、2021年1月に発売開始しましたので、お知らせ致します。

　当製品は土壌汚染対策として、重金属イオンの吸着・不溶化性能に優れる「マジカルフィックス」を不織布に担持させたシート資材です（参照 下記顕微鏡写真）。工事現場から発生する掘削ずり・残土の下に敷設して、雨水等により溶出した重金属イオンを吸着し、周辺環境への漏れを防ぎ、シート内に固定化・封じ込めることができます。簡易な施工で設置できる重金属含有土壌等の仮置きに最適なシートです。
　当社では汚染土壌の分析・敷設効果の判定、更にシートを自社のセメント工場にて原料や熱エネルギーとしてリサイクルをす　るまでの一貫した仮置き汚染土壌対策ソリューションを提供するための体制を進めております。
　また当該シート製品のような土壌汚染対策は我が国においては黎明期でありますが，当面の事業規模は１０億円/年を想定しております。

荷姿　　　：40㎡ / 巻　（2m幅×20m長さ　重量約30kg）

設計価格    ：9,500円/㎡　380,000円/巻

特長　　　： １）軽量のため作業者による持ち運びが可能。

　　           　 ２）敷設に専用機材、重機等を使用する事無く、人力による施工。

　　　            ３）シートはポリプロピレン繊維製で、高い耐薬品性を有する。

　　　            ４）優れたpH緩衝作用により、吸着後の酸・アルカリ環境下でも再溶出しにくい。

マジカルフィックスシート