2020年09月14日
準天頂衛星システム「みちびき」を利用した実証事業に採択 石灰石採掘工程の品質・操業・路面管理における「みちびき」利用の実証
住友大阪セメント株式会社(社長:関根福一、本社:東京都千代田区)とグループ会社の秋芳鉱業株式会社(社長:江間恭介、本社:山口県美祢市)は、内閣府及び準天頂衛星システムサービス株式会社が公募した「2020年度 みちびきを利用した実証事業」に、山口県産業技術センター「衛星データ解析技術研究会」会員のプロジェクトチームと共同で応募していた事業が採択されましたので、お知らせいたします。
採択された事業は、「石灰石採掘工程の品質・操業・路面管理における「みちびき」利用の実証」で、石灰石鉱山の採掘工程の品質・操業・路面状況を「みちびき」による測位情報と重機(ホイールローダー、ダンプトラック)等の情報を組み合わせることで採掘工程効率化の実証を行います。
「みちびき」とは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことで、衛星からの電波によってより精度高く位置情報を計算するシステムです。
当社グループは、国内に8つの石灰石鉱山を有しており、年間2,000万トンの石灰石を採掘しています。これまでもドローンによるヤード在庫管理、GPSタブレット端末装備重機による原石品位管理などIoT技術の積極的な活用による鉱山実務のIT化を進めており、さらに「みちびき」を使った高精度測位情報を用いて鉱山操業の一層の効率化に繋げたいと考えています。
【共同プロジェクトチーム】
㈱コア 中四国カンパニー(社長 横山浩二)
日本キャタピラー(社長 本田博人)
山口県産業技術センター(理事長 木村悦博)
日本無線㈱(社長 小洗健)
以上
【本件に関する問い合わせ先】
総務部IR広報グループ TEL 03-5211-4505 FAX 03-3221-4651