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ニュースリリース

2023年09月15日

半導体製造装置部品ESCの生産能力増強のお知らせ

住友大阪セメント株式会社(社長:諸橋央典、本社:東京都港区)は、市川事業所(千葉県市川市)において半導体製造装置の主要部品であるESC(静電チャック※)の生産能力増強工事・新製造棟の建設を着工しましたので、お知らせいたします。

 5G通信の普及やDXの進展、生成AIや自動運転の拡大と今後も半導体需要は拡大する見込みであり、半導体製造装置市場においても、過去最高の市場規模となった2022年度を大きく上回る市場成長が2024年度以降に予想されています。

 当社のESCは、高純度のSiC(炭化ケイ素)超微粒子を原料とした高純度、高熱伝導、高耐電圧、高耐久性の特性を持ち、半導体製造装置の主要部品として数多く採用されていますが、こうした市場成長に対応する為、約120億円を投じて新製造棟建設を含む生産能力増強投資を行い、生産能力を現状の約2倍に引き上げていきます。

 当社は、中長期ビジョンである「SOC Vision 2035」において示した「存在感のある会社」を目指す為、2035年度にはセメント事業とセメント事業以外の売上高を50:50にし、売上高の規模を4,000億円とする事業ポートフォリオの変革を目標に掲げました。この達成に向けては、セメント事業以外の分野の拡大と新規事業の創出が不可欠であり、今後更なる成長が期待できるESC事業には、これまで以上の経営資源を投入し、事業を拡大することを計画しています。

 今後も中長期に亘り成長が見込まれる半導体製造装置需要に対応し、顧客ニーズに適した製品をタイムリーに生産・出荷することで、事業の拡大を図るとともに、高品質製品の安定的な供給を通じて、市場での競争力を強化して参ります。

【工事概要】
場  所 … 市川事業所(千葉県市川市二俣新町)
投資総額 … 約120億円
工事期間 … 2023年7月着工、2025年度竣工予定

【新製造棟イメージ】

 

※ ESC(静電チャック)は、半導体製造工程において静電気力を用いてシリコンウェハを固定する部品で半導体製造装置の主要部品として使用されます。(Electrostatic Chuck)                                                       

 

 

 

 

 

以上

【本件に関する問い合わせ先】
 企画部 TEL 03-6370-2725 FAX 03-6370-2756                 

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