組織改正に関するお知らせ(デジタル推進部を新設、サステナビリティ推進部内にグループを設置)
住友大阪セメント株式会社(社長:諸橋央典、本社:東京都港区)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進およびサイバーセキュリティ強化、カーボンビジネスの事業化推進等を目的として、4月1日付で組織改正を実施します。
1.新組織「デジタル推進部」の設立
住友大阪セメントは、デジタル技術を活用した業務変革や新規ビジネスの創出、DXを推進するために不可欠なサイバーセキュリティ対策を強化し、さらなる企業価値の向上を実現するため「デジタル推進部」を新設します。
我が国や諸外国において、データ活用やデジタル技術の進化、グローバル化による産業構造の変化が進行しており、全ての企業がDXに取り組んでいくことが求められています。経済産業省はDX推進のため「DX認定制度」を設けており、DX推進に必要な体制の構築や人材育成、組織設計・運営の在り方などについて、ステークホルダーに示すことを推奨しています。また、サイバーセキュリティへの取り組みは、1社に対するサイバー攻撃がサプライチェーンを通じて複数社に被害をもたらす可能性もあることから、企業の信用力を図る指標の一つとして重要性が高まっています。
当社は今後、デジタル推進部において、業務そのものや組織、プロセスを変革し、生産性や従業員エンゲージメントの向上を図るとともに、ステークホルダーの皆様に信頼いただける適切なサイバーセキュリティ対策を推進していくことにより企業価値の向上を実現してまいります。
- DX推進
- ・経営ビジョンに基づくビジネスモデルを実現するためのDX戦略の検討
・各事業におけるDXの支援
- セキュリティ
対策 - ・データとデジタル技術の安全活用のためのセキュリティの管理、監査および診断
・サイバーセキュリティ対策の企画、立案および実施
- 基盤システム
整備 - ・事業、業務横断的にデータを利活用するための基盤整備
・高速で信頼性の高いネットワークの構築、リソースの効率的運用によるシステムパフォーマンスの向上
- IT人財育成
- ・ITリテラシー教育
・DX人材、セキュリティ人材育成
2.サステナビリティ推進室を「サステナビリティ推進部」へ改組
住友大阪セメントはこの度、サステナビリティ推進室を「サステナビリティ推進部」へ改組し3つのグループを設置、カーボンビジネスおよび気候変動問題について、新規事業推進、戦略の立案等の体制を強化します。
- カーボンニュートラル
グループ - SOCN2050の実行および対外発信、排出権取引等に関する取り組み
- カーボンビジネス
グループ - SOCVision2035にむけた新規事業の企画、実行に関する取り組み
- 資源循環
グループ - NEDO※1グリーンイノベーション基金事業
「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発」に関する取り組み
※1 NEDO :国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
サステナビリティ推進室は、2050年カーボンニュートラルに向けた具体的な中期目標並びに長期取り組み方針である「SOCN2050」の取り組みを強化するために2021年4月に設置され、これまで化石エネルギー削減の為の設備投資や、カーボンリサイクル技術の研究開発を進め、当社が2035年に目指す姿「SOCVision2035」で掲げる環境解決企業(循環型社会・脱炭素社会実現に向けた解決策を提供する企業)となるべく、カーボンビジネス創出に取り組んできました。
当社は今後、サステナビリティ推進部でこれまで積み重ねてきた技術の社会実装へ向けた取り組みを強化し、2050年カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
以上
【PDFリンク】
プレスリリース(組織改正に関するお知らせ(デジタル推進部を新設、サステナビリティ推進部内にグループを設置)
【本件に関するお問い合わせ先】
住友大阪セメント株式会社 企画部 TEL 03-6370-2725