青森県八戸市と「包括連携協定」を締結
住友大阪セメント株式会社(社長:諸橋央典、本社:東京都千代田区)とグループ会社の八戸セメント株式会社(社長:大嶋信太郎、本社:青森県八戸市)は、2022年3月22日、青森県八戸市(熊谷雄一市長)と八戸市役所において「包括連携協定」を締結しました。
本協定は、住友大阪セメントグループのセメント工場において、八戸市内で発生した廃棄物をセメント製造の原料や熱エネルギーとして資源化すること等、次の項目について、住友大阪セメント、八戸セメントおよび八戸市が密接な相互連携を行うものです。
(1)災害時の早期復旧に関すること
(2)廃棄物の資源化等による環境負荷低減に関すること
(3)災害時における資材調達に関すること
(4)地域の安心・安全に関すること
(5)青少年の健全育成に関すること
(6)八戸市産品の知名度向上に関すること
(7)観光振興に関すること
(8)その他、地域活性化及び市民サービスの向上に関すること
当社グループは、セメント製造の際に廃棄物や副産物を資源化することで持続可能な社会の形成に貢献しており、震災や水害などで発生した災害廃棄物についても、セメント工場で処理が可能なものを受け入れています。
これまで東日本大震災や平成27年9月関東・東北豪雨による鬼怒川堤防決壊に伴う茨城県常総市の災害廃棄物、熊本地震、平成30年7月豪雨(西日本豪雨)や令和元年東日本台風(台風19号)といった大規模災害で発生した災害廃棄物の受け入れ実績があります。
八戸セメントでは、青森・岩手県県境にまたがり不法投棄された廃棄物や東日本大震災の災害廃棄物、近年では、台風19号で発生した稲わらや浸水米、肥料など多様な災害廃棄物を受入れており、昨年8月の八戸港沖での貨物船座礁事故では、油が付着した漂着物や、積載されていた木質チップの受入れを行いました。
八戸セメントは、大正7年(1918年)12月、日出セメント株式会社として設立され、磐城セメント株式会社八戸工場、社名変更により住友セメント八戸工場を経て、現在は住友大阪セメントのグループ会社として、主に東北・関東向けのセメント製造を担っています。創立以来、地元雇用の推進、さまざまな地域活動への積極的な参加など、これまで地域と協力関係を構築して参りました。
今般の包括連携協定の締結により、災害廃棄物の早期受け入れ実現の他、様々な形での地域への協力を行うことが可能となります。今後も、当社グループは、八戸市との協力関係をさらに強固にし、持続可能な社会の形成と地域の発展、向上に取り組んで参ります。
写真(締結式の様子、左から大嶋信太郎八戸セメント社長、熊谷雄一八戸市長、諸橋央典住友大阪セメント社長)
以上
【本件に関する問い合わせ先】
住友大阪セメント株式会社 総務部IR広報グループ TEL 03-5211-4505 FAX 03-3221-4652
八戸セメント株式会社 総務部 総務課 TEL 0178-33-0111 FAX 0178-33-9266