• HOME
  • ニュースリリース
  • 「長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト」にてJ ブルークレジット®認証を取得

ニュースリリース

2026年04月01日

「長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト」にてJ ブルークレジット®認証を取得

  住友大阪セメント株式会社(社長:諸橋央典、本社:東京都港区)およびグループ会社の株式会社SNC(社長:沖原直生、本社:福岡県糟屋郡、以下SNC)が参画する長崎市たちばな漁協ブルーカーボン推進協議会(以下、本協議会)は、「長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト(以下、本プロジェクト)」の取組の成果として、202626日にJブルークレジット🄬認証を取得しましたのでお知らせします。

【本協議会について】
 本協議会は、長崎市たちばな漁業協同組合(組合長:鳥越一男、本所:長崎県長崎市戸石町)を主体とし、当社並びにSNCのほか、長崎県(大石賢吾知事)、長崎市(鈴木史朗市長)、国立大学法人長崎大学(永安武学長)、八千代エンジニヤリング株式会社(社長:高橋努、本社:東京都台東区)が参画して設置された産官学連携の協議会です。

【当社参画経緯並びに本プロジェクトの背景】
 当社はSNCと共同で海洋製品事業を展開し海洋環境の保全に取り組んでいます。全国の沿岸地域で深刻な環境問題となっている磯焼け(海藻が減少し砂漠のようになる現象)対策として、20年以上にわたり独自の藻場増殖礁を4,000基以上設置し、大きな成果をあげています。202410月リリースのブルーカーボン対応多機能型藻場増殖礁『藻場王』はこの技術を発展・継承しています。(住友大阪セメントの海洋製品事業https://www.soc-tec.com/fish/

1 現地に沈設されている当社藻場増殖礁          図2 礁内で成長したクロメ(周囲にタネを放出)

 戸石トラフグで有名な長崎市牧島周辺でも、長崎県による事業の一環として、合計80基の当社藻場増殖礁の設置が進められてきました。食害生物(ウニ類(ガンガゼ))の除去など他の磯焼け対策の効果もあり、長崎県内のほかの海域ではほぼ見られなくなったクロメという海藻が繁茂する数少ない海域となっています。

 このような背景から、長崎市たちばな漁業協同組合を中心に牧島周辺海域の更なる保全をより図るべく設立された本協議会には、当社も藻場造成への更なる貢献並びにそのための技術実証などを目的としてSNCとともにメンバーとして参画しました。本協議会では、同海域において、磯焼け対策の促進による貴重な四季藻場の維持・再生や、持続的な水産資源の確保を通じた地域漁業の振興、さらには藻場による二酸化炭素吸収量の増加・維持を目指す本プロジェクトを開始しました。

図3 ウニ類(ガンガゼ)の除去活動      図4 藻場増殖礁周辺に繁茂するクロメ 

 【本プロジェクトの概要】
 本プロジェクトは、長崎市たちばな漁業協同組合が実施主体となり、長崎県及び長崎市と連携して藻場の保全活動を行います。当社およびSNCは、新規技術を導入した藻場増殖礁の効果検証やモニタリングの実施、藻場の維持・創出のための漁業者と連携した海洋データ利活用の検討を行います。国立大学法人長崎大学は、水中ドローンによる藻場観察や藻場増殖礁のメンテナンス、八千代エンジニヤリング株式会社は藻場の分布状況調査やブルーカーボン量の算定を行います。
 今回、食害生物の除去や藻場増殖礁の設置による効果について、空中・水中ドローンを用いた調査により藻場の分布や密度変化を定量的に評価し,国土交通省認可の技術研究組合であるジャパンブルーエコノミー技術研究組合より合計10.5t-CO2Jブルークレジット🄬を認証いただきました。セメント業界の企業が参画するプロジェクトでのJブルークレジット🄬認証は初めてのことになります。

図5 本プロジェクト概要

Jブルークレジット®認証について】 

プロジェクト名称

長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト

申請者/実施者
長崎市たちばな漁協ブルーカーボン推進協議会
クレジット認証対象期間
2024年81日から2025731日まで
認証対象吸収量
10.5[t-CO2]
認証クレジット量
10.5[t-CO2]
クレジット属性
自然系(吸収源対策)クレジット


Jブルークレジット®の公募について】
 本プロジェクトで認証されたJブルークレジット🄬については、次のとおり公募が予定されております。
 今後は、本プロジェクトで取得したクレジットを活用して、産官学連携のもと藻場の維持・再生に係る取組を強化し、持続的な水産業の確立を目指すとともに、この取組を他地区へも波及できるよう推進してまいります。

公募方式
指定単価方式
0.1[t-CO2]あたりの単価
5,500円(税込)
最低購入申込数量
1.0[t-CO2]
購入申込意向表明期間
2026年3月26日(木)~2027年1月22日(金)17:00まで
購入申込期間
2026年4月13日(月)~2027年1月29日(金)17:00まで

 

 公募情報や購入申込については、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合のホームページ(https://www.blueeconomy.jp)をご確認ください。

【今後の展望】
 当社は『環境解決企業』として、20年以上蓄積してきた磯焼け対策技術をもとに、豊かな藻場再生とブルーカーボン創出を通じ、深刻化する海洋課題解決に貢献することを目指しています。
 さらに、本プロジェクトの活動を通じて持続的な水産業を確立することを目指し、引き続き産官学連携のもと、ネイチャーポジティブに向けた取組を継続してまいります。

以上

【参考URL
   1)長崎市たちばな漁業協同組合 https://jf-tachibana.or.jp/
   2)長崎県           https://www.pref.nagasaki.jp/ 
   3)長崎市           https://www.city.nagasaki.lg.jp/
   4)八千代エンジニヤリング㈱  https://www.yachiyo-eng.co.jp/
   5)㈱SNC             https://www.snc-inc.co.jp/

【PDFリンク】
プレスリリース(「長崎市牧島における持続可能な水産資源の確保に向けた藻場再生プロジェクト」にてJ ブルークレジット認証を取得)

【本件に関する問い合わせ先】
 企画部 TEL 03-6370-2725 FAX 03-6370-2756

ニュースリリース一覧へ
PAGE TOP