未来を作るSOC
循環型社会の実現に挑み、
地球の未来を守る
私たちは、豊かな社会の維持・発展に向け、積極的に環境問題への取り組みを実施しています。
そんな「循環型社会の実現」に向けた取り組みを紹介します。
環境理念
住友大阪セメントグループは、地球環境と事業活動の調和を図り、
環境負荷の少ない生産・発電・物流の追求を通じて、豊かな社会づくりと地球環境保全に貢献します。
ツシマヤマネコの保護活動
長崎県対馬市に当社が保有する遊休地を活用し、ツシマヤマネコが住みやすい環境を生態系から整え、自然環境を再生しています。
具体的には、地元の方々と協力しながら森の間伐や広葉樹の植林を行っています。間伐により森を大きく育てるとともに、広葉樹の植林によってどんぐりなどの実が増え、アカネズミなどのツシマヤマネコのえさとなる小動物が増加しています。

鉱山跡地の緑化
滋賀県米原市に位置する伊吹鉱山では、1971年から採掘跡地の緑化事業に取り組んでいます。これは国内の鉱山において企業自らが緑化に取り組む先進的な事例であると言われています。


災害廃棄物の受け入れ
当社グループでは、震災や水害などで発生した災害廃棄物についても、使用可能なものを代替原料や熱エネルギーとして受け入れています。
※2011年からこれまで、当社全体で約200千tの災害廃棄物を処理してきました。

セメント工場における廃熱発電の活用
当社グループでは、セメント生産プロセスで発生する高温ガスを再利用する廃熱発電設備を導入しています。この廃熱発電を効率的に活用することにより、石炭火力発電による電力と比べエネルギーコストを削減し、排出される温室効果ガスも削減することができます。

バイオマス発電の活用
栃木工場の発電設備は、石炭(化石エネルギー)の代わりに、木質チップなどのバイオマス資源を主エネルギーとして利用するバイオマス発電設備で、他社に先駆けて2009年より本格稼働しています。また、栃木工場以外の工場でも石炭の補助エネルギーとしてバイオマス資源を積極的に活用して温室効果ガス排出削減に貢献しています。

省エネルギー設備の導入
当社グループの5工場で、全てのキルン(セメント焼成設備)で熱回収効率の良いクリンカクーラーを導入し、熱エネルギー原単位を低減したほか、冷却空気量の削減によってファンの電力消費量についても削減することができました。
岐阜工場と赤穂工場ではキルンバーナーの改良工事および新型バーナーの設置を行ってきましたが、高知工場でも新型バーナーの導入を予定しており、エネルギー効率改善による省エネルギーを推進します。

環境負荷低減
