
Seminar 愛知産業大学の造形学部建築学科へ。
2025.06.05


Ambassador 今回のSOC環境解決アンバサダー

SOC環境解決アンバサダー
K.Hさん
今回訪問したのは、愛知産業大学の造形学部建築学科です。
「未来が求める豊かな建築」を学んでいる皆さんにセメントの特徴や品質、地球にやさしい理由をお話しました。
Lecture
Contents
講義の内容
Contents 01
セメントができるまで
初めに、年間420万tのセメントを製造する兵庫県赤穂工場の動画を視聴。原料、焼成、仕上げの製造工程で、1tあたり約500kgの廃棄物や副産物を有効利用していることに驚きの声が上がりました。

Contents 02
セメントの特徴と性質
次に、石灰石を主成分とするセメントがどのようにして建築材料になるのかをご紹介。水や砂、砂利と混ぜ合わさることで耐久性の高いコンクリートとなり、さまざまな建築物の骨格を成しているのです。

Contents 03
セメントの品質と用途
続いては、少し専門的なお話。セメントにはさまざまな種類があり、初期強度の高さや水和熱の低さなど、その性能は含まれる鉱物量で決まります。つまり、用途に合わせてセメントを使い分けているのです。

Contents 04
セメント業界の取り組み
最後に、サステナブルな社会の実現をめざすセメント業界の取り組みについてご説明しました。代替原料の有効利用によるCO2削減、製造工程で発生するCO2の再資源化など、ピンチをチャンスに変えるさまざまな取り組みに、学生さんのうなずく姿が見られました。

Comments 愛知産業大学・環境学科のみなさんからのコメント
01
地震や豪雨をはじめ、日本各地の自然災害で発生した災害廃棄物を受け入れ、再資源化に取り組んでいることに驚きました。
02
これまでにない材料を混ぜることで、新たな効果が得られる可能性を秘めている。セメントの奥深さに興味が湧きました。
03
さまざまな種類のセメントが、私たちの快適で便利な暮らしを力強く支えているのだということを改めて実感しました。
04
CO2排出量の削減や災害廃棄物の再利用などに積極的に取り組み、社会に貢献している産業であることがわかりました。
05
一見するとただの細かい粉末が、ビルや道路、鉄道など、さまざまな構造物を形づくっていく。セメントのすごさを実感しました。
06
CO2を再利用した人口石灰石の活用事例を知って、環境に配慮するだけでなく、実用性の高さも重要なのだと気づきました。
07
建築には、地球環境を守っていく責任があると感じました。環境に配慮したものづくりを今後も胸に留め、学んでいきたいです。
08
CO2も大切な資源。あらゆる資源を大切に、持続可能な形で利用していくことが不可欠なのだとわかりました。
09
CO2の排出量を減らすだけではなく、排出したCO2を再資源化してさまざまなものに生まれ変わらせていることに関心を持ちました。
10
セメントは私たちの暮らしになくてはならないものであり、未来をより良くしようと挑戦している産業なのだとわかりました。
SOC環境解決アンバサダー
K.Hさんからのコメント
セメントは言わば、地図に残る材料です。環境への配慮がより一層求められるこれからの時代、建築を学ぶ皆さんのアイデアが、より良い未来をつくる力になると信じています。