SOCのキホンを知る
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住友大阪セメントの事業
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私たちは、地球環境に配慮し、たゆまない技術開発と多様な事業活動を通じて、
豊かな社会の維持・発展に貢献する企業グループを目指しています。
そんな住友大阪セメントの事業を紹介します。

住友大阪セメントの2大事業
私たちの事業の特徴は2つの大きな柱となる事業体を持っているということ。
道路や橋など、社会インフラに欠かせないセメントを生み出すセメント関連事業と半導体や光通信など社会のICT化・DX化を支える高機能品事業。
安定と成長をキーワードに幅広いものづくりを行なっています。


セメント事業で培った技術を活かし、現在では多様な事業展開を行なっています。
セメント関連事業
私たちは、創業以来100年以上、一貫してセメントの供給を通じて、社会インフラ整備という公的な事業の一端を担ってきました。
私たちが作るセメントは、道路・鉄道・空港といった社会インフラや、ダム・河川の堤防などの防災インフラに姿を変え、
人々の当たり前を守り、「豊かな社会」を支えています。
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セメント事業 (セメント、固化材、環境、発電)
各種セメント、固化材を製造・販売しています。高度な技術力と徹底した品質管理で社会のインフラ整備に貢献しています。セメント製造において原料と熱エネルギーの代替として廃棄物・副産物を受入れ、再資源化したり、バイオマス発電に取り組むなど、循環型社会への貢献に積極的に取り組んでいます。
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鉱産品事業
国内有数の規模を誇る良質で豊富な石灰石資源を活かし、工業用原料として、鉄鋼、化学、骨材、セメント原料など幅広い分野に石灰石を供給しています。日本各地の鉱山で採掘される高純度の石灰石は需要が高く、国内はもとよりアジアへも輸出をしています。
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建材事業
コンクリート構造物向け補修・補強材料を製造・販売しています。セメントで培った豊富な経験と技術力を結集し、関係会社を含めて材料の製造から現場施工までを一貫して請け負う「材工一体」のサービスを提供して社会インフラの維持補修を支えています。
POINT
静脈産業としても
社会に貢献
当社を含めて、セメント業界では、一般的な廃棄物などを受け入れ、それを材料としてセメントを生成しています。
セメント業界が 1 年間に処理する産業廃棄物は 2,600万t。
1,450度の高温で処理をするので、 二次廃棄物の出ないリサイクルとして、循環型社会の実現へ貢献しています。
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社会活動で生まれる
廃棄物・副産物 -
住友大阪セメントが
受け入れ -
セメントを生産
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社会へ
廃棄物を資源として再利用することで、枯渇が叫ばれる天然資源を削減できる
受け入れた廃棄物・副産物を100%セメントにリサイクルできる
高機能品事業
より「豊かな社会」を実現するためセメント事業で培った独自のセラミックス、ナノ、オプトエレクトロニクス技術をもとに
高機能品事業を展開し、新しい可能性を追求しています。
人々の当たり前の生活を支え、より良い社会を作ること。これが住友大阪セメントの仕事です。
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光電子事業
最先端の光通信技術を活かし、大容量の光通信システムにおける最重要部品の一つであるLN変調器(電気信号を光信号に変換する役割を担う通信機器)などを開発・製造・販売しています。
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新材料事業
特殊な機能性粒子を使ったセラミックス材料を基に、半導体製造装置の主要部材である静電チャックを開発・製造・販売しています。また、独自のナノ粒子製造技術を駆使し、化粧品材料、塗料、抗菌剤などの機能性材料も開発・製造・販売しています。
POINT
高機能品事業の成り立ち
はじまりはセメントで培った技術から
住友大阪セメントは、元々はセメント事業を中心に事業活動を行なっていました。
そのセメント事業の材料研究の中で、無機化学・無機材料の技術をセメント以外のものづくりに活かせるのではないか?
そのような発想の転換から、今では2大事業の一翼を担う事業にまで成長しました。
「無機材料・粉体・セラミックス・材料」の研究
(カルシウム・アルミナなど無機鉱物)
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光学単結晶合成技術
単結晶 -
ナノ粒子合成技術
ナノ粒子 -
焼結技術
セラミックス -
光デバイス・装置 -
化粧品材料・塗料・抗菌剤 -
静電チャック