新材料関連 機能性フィルム(クリアラス・レイバリヤ)

熱線・紫外線遮蔽フィルム レイバリヤ

良好な透明性のグレード(可視光透過率=80%以上)もご用意しておりますので、窓の採光機能を良好に保ちながら熱線をカットできます。

特長

●室内の温度上昇の原因となる熱線(赤外線)を遮蔽するため、冷房効果を高めることが期待できます。
●紫外線を99%カットしますので、日焼けや家具の色あせを防止します。
●良好な透明性のグレード(可視光透過率=80%以上)もご用意しておりますので、窓の採光機能を良好に保ちながら熱線をカットできます。
●ガラス破損時の飛散を防止しますので、防犯・防災対策に役立ちます。

熱線・紫外線遮蔽フィルム「レイバリヤ」の原理及び構成

ポリエステル(PET)フィルムに熱線遮蔽能を有する金属酸化物の微粒子や色素を含む塗料をコーティング、又は金属薄膜をスパッタ法で積層し、これを窓ガラスに粘着材を介して貼付けることにより、可視光線を透過しながら、波長域780nm~2500nmの近赤外線(熱線)および400nm以下の紫外線を吸収及び反射する。
下図に熱線・紫外線遮蔽フィルムの構成例を断面図で示す。

構成例

各種熱線・紫外線遮蔽フィルム「レイバリヤ」の基本特性一覧

  可視光 UV 日射 遮蔽係数
透過率(%) 反射率(%) 透過率(%) 透過率(%) 反射率(%) 吸収率(%)
3mm ガラス 91 8 67 86 9 5 1
レイバリヤTFK-5080A-L 82.03 11.25 0.81 61.84 11.54 26.62 0.8
レイバリヤTFK-5080A 78.35 10.52 0.81 58.43 10.25 31.32 0.78
レイバリヤTFI-3880A 80.3 10.89 0.85 63.81 8.96 27.24 0.83
レイバリヤTFI-3863A 65.18 9.13 0.87 43.09 7.32 49.58 0.67
レイバリヤSHS-3880A 79.43 10.25 0.74 43.8 8.2 48 0.68
レイバリヤSHS-3870HA 72.3 9.15 0.75 41.29 7.82 50.89 0.66
レイバリヤSHS-3858HA 59.19 8.02 0.8 32.51 7.23 60.26 0.59
レイバリヤSHS-3840HA 42.18 8.11 0.33 23.08 6.78 70.14 0.52
レイバリヤTFR-5077A 77.16 13.3 0.5 50.5 32.1 17.4 0.64

各種熱線・紫外線遮蔽フィルム「レイバリヤ」の分光透過率プロファイル

JIS A 5759に規定された耐候性試験(サンシャインウェザー照射試験)の結果

・サンプル : レイバリヤ SHS-3870HA

耐候性試験における透過率の経時変化

耐候性試験前後の分光透過率プロファイル

耐候性試験後の光学特性および熱特性の変化〔表〕

サンプル 照射時間(Hrs) 可視光透過率(%) UV透過率(%) 日射透過率(%) 遮蔽係数
SHS-3870HA 0 72.6 0.8 39.7 0.65
250 71.6 1.2 39.4 0.65
500 70 1.3 38.9 0.64
1000 70.4 1.6 39.6 0.65
2000 69.9 1.7 39.7 0.65

JIS A 5759に規定された耐候性試験で経時2000時間後においても、遮蔽係数の変化が±0.10の範囲内であることが確認された。

レイバリヤ TFK-5080A の熱線遮蔽効果

熱線遮蔽効果測定方法(下の模式図参照)

200×100×3mmのガラス板にレイバリヤ:TFK-5080Aを貼り付け、開口部100×70mmの発泡スチロールのボックスに載せる。
ガラス面より、150mm上からハロゲンランプ(50W)を30分間照射、その後ランプ消灯し、各位置の温度の上昇・下降状況を観察した。(黒化銅板は、窓越しの濃色の什器を想定)ボックス内は、攪拌ファンによって緩やかに空気を循環した。

熱線遮蔽効

レイバリヤ:TFK-5080Aを貼付することにより、ボックス内温度上昇は抑制され、30分後約3℃の差を確認した。 黒化銅板表面の温度も同様に温度上昇が抑制され、30分後約6℃の差を確認した。
逆に、フィルム表面温度はガラス板の場合と比較して約10℃高くなっており、レイバリヤにより日射が吸収され、上記の遮熱効果が発現したものと考えられる。

想定する建物の条件

南面に高さ2030mm、幅870mmの窓ガラスが4枚有ることと想定。
※窓の総面積  7.06m2

日射量の条件

日射量 (kWh/m2・day) 6月 7月 8月 9月
方位角 0度、傾斜角 90度のデータ 1.65 1.83 2.2 2.65

冷房条件

期間 冷房機稼動 外気温度 室内温度
6月~9月までを冷房シーズンとする 9時~17時まで 31.0℃ 25.0℃

各種熱線遮蔽フィルム「レイバリヤ」の性能

冷房シーズン省エネルギー計算結果

*1:日射による熱負荷=(6月~9月中に受ける1日あたりの平均日射量)*120日*窓の大きさ*遮蔽係数*860(kWhをkcalに単位変換)
*2:熱伝導による熱負荷=温度差*日数(120day)*時間(8h)*窓の総面積*熱還流率*0.86(kWhをkcalに単位変換)
*3:冷房省エネ熱量=ガラスのみ熱負荷合計 - フィルム貼付後の熱負荷合計
*4:節電電力 kcalをkWhに単位変換
*5:東京電力 従量電灯B第3段階料金 (300kWh/月以上)
*6:経済産業省「エネルギー統計」および環境省「二酸化炭素排出量調査報告書」に基づく、使用エネルギー別CO2排出原単位表より
*7:経済産業省「エネルギーの使用の合理化に関する法律施行規則 第4条」より、電力1kWh=熱量9970kJとし、熱量1GJ=原油0.0258kLとして換算

レイバリヤフィルム貼合時の省エネルギー試算(車編)

フィルムの性能

冷房条件

期間 冷房機稼動 外気温度 室内温度
6月~9月まで 9時~17時まで 35.0℃ 24.0℃

冷房シーズン省エネ計算

日射量はNEDO(新エネルギー・産業技術開発機構)の全国日射量平均値データマップから沖縄県沖縄市の値

日射量 (kWh/m2・day) 6月 7月 8月 9月
東面 方位角270度、傾斜角 78度のデータ 4.1 4.64 4.25 3.97
西面 方位角 90度、傾斜角 78度のデータ 4.03 4.67 4.16 4.04
南面 方位角 0度、傾斜角 27度のデータ 5.81 6.5 6.5 6.35
北面 方位角 180度、傾斜角 26度のデータ 6.22 6.85 5.93 4.9

レイバリヤは住友大阪セメント株式会社の登録商標です。

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