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失敗は挑戦の証 Episode 4

セメント事業の第一走者。高品質な石灰石をいかに安定して供給するか?

秋芳鉱業株式会社
生産部 採鉱課 管理係

濵野 孝俊

2010年入社。3年間山口県にある秋芳鉱山の仙崎港頭プラントにて勤務後、同鉱山採鉱課へ。セメントの原料である石灰石の採掘管理を担う。仙崎港頭プラントに勤務していた時、現場と一体となった生産効率の向上を図り、社長賞を受賞。

現在の仕事内容を教えてください。

 鉱山で石灰石の採掘管理をしています。私たちが採掘した石灰石は、鉱山から総長16.5キロメートルのベルトコンベアで仙崎港頭プラントへ運ばれ、最終的に貨物船で国内及び海外へ輸送します。リレーでいえば鉱山の役割は第一走者です。採掘管理の最大のポイントは、いかに安定的に高品質の石灰石を次工程へ供給するかです。秋芳鉱山ではセメント向けの石灰石と鉄鋼・化学向けの2種類の石灰石があります。そのため出荷計画に基づき、月単位で各品種の石灰石を有効的に、かつ効率的に、どのエリアから採掘するか、という採掘計画を立てています。

採掘計画を立てる上で気をつけている点はなんですか?

 石灰石は天然資源なので掘ってみないと分からないこともあります。そのため、長年の経験を持つ現場の方々とのコミュニケーションは欠かせません。私自身は現場にずっといるわけではないので、現場のことを一番知っている「現場の方」が頼りです。例えば、「穿孔・発破」という作業があるのですが、これは「穿孔機」という機械で岩盤に多数の孔をあけ、爆薬を詰めて岩を破砕するものです。その「穿孔機」で岩盤に孔をあける作業の際に「繰粉(くりこ)」という岩の破砕片が出てくるのですが、その繰粉の性状でセメント向けか鉄鋼・化学向けかということが判断できます。もしも採掘計画で計画していた品種と異なる場合は、ただちに報告してもらい、採掘計画を練り直します。この情報共有が遅れてしまうと計画が大幅に崩れてしまうので、毎日何度も現場の方々と連絡を取り合うようにしています。

濵野さんの挑戦を教えて下さい。

 私が仙崎港頭プラントに勤務していた入社3年目の時の話です。その時は鉄鋼・化学向けの需要が旺盛で、生産設備を一時間も止められない状況でした。そのため時間当たりの生産効率を上げようと、現場と一体となり、設備の改善を図りました。鉱山から送鉱されてきた石灰石は、仙崎港頭プラントの3系列ある生産ラインにて、「ふるい分け」と「破砕」を行ないます。その3系列ある生産ラインの内、1系列が構造上、ある製品サイズを生産できなかったため、当該系列は他の系列と比べ生産能率が低く、生産設備全体のネックとなっていました。そこで、生産出来ないサイズが生産出来るよう改造工事を行なうことを考えました。初期の設計段階では、機械屋さんには無理じゃないかという事も言われましたが、やはり、現場の事は現場に聞け。現場の方とコミュニケーションを密に取り合い、実際の声を拾い集めることで、可能な方法を見出し、設備の導入を実施致しました。構想から1年がかり。苦労もありましたが、現場の方や上司の方に支えられて何とか実現し、ありがたいことに会社から社長賞を頂くこともできました。

これからの挑戦はなんでしょうか?

 現在は鉱山の現場の方と共に主要重機の燃費改善に挑戦しています。住友大阪セメントは挑戦に寛容な会社です。若い自分でも、本当に数々の色々なことにチャレンジさせてくれていると感じます。自分で問題を発見し、そのためにこうしたいんです!と言えば間違ったことでなければ、たいていの事はチャレンジできると思います。ときには失敗することもありますが、優しい上司の方、現場の方が応援し、サポートしてくれるので、どんどん新しいことに取り組むことができます。

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